育児環境の自動化?

会社から育休をいただき、現在3か月が経ちました。日々の子育ては楽しい反面、やはり大変なことも多く、「少しでも楽にしたい!」という気持ちが常に湧いてきます。

そこで、普段エンジニアをしている私は「こういう時こそ自動化だ!」という思考に行き着きました。育児そのものは無理でも、環境だけでも自動化してしまおうという試みです。

直接的な育児とは少し違うかもしれませんが、ご容赦ください。

困っていたこと その1

今年の夏も、本当にうだるような暑い日が続きましたね。 そんな中、赤ちゃんのいる生活に欠かせないのがエアコンです。我が家は寝室とリビングで別のエアコンを使っているため、夜寝るときはリビングのエアコンを消していました。

すると困ったのが、「朝起きたらリビングがめっちゃ暑くて、すぐには行けないやん…」という問題です。

じゃあどうするのか

最初は、朝起きてすぐリビングのエアコンをつけに行っていました。しかし、部屋が涼しくなるまでには時間がかかります。赤ちゃんのリズム的にも、起きたらすぐにベッドから出してあげたい。となると、「エアコンを効かせるために、自分だけさらに早く起きる」という生活を強いられることになります。

その結果、本当はもっと寝ていたいのに、プレッシャーからか「勝手に早く目が覚めてしまう脳」になってしまい、地味にストレスを感じていました。

解決方法

ここで導入したのが、Nature remo Lapisというスマートリモコンです。これを使って、「毎朝○時になったら、リビングのエアコンを○度でつける」というscene(シーン設定)を組みました。

外出先から帰宅する前にスマホからエアコンをつけておくこともできるので、お出かけ帰りにも大活躍。自分が早起きしてスイッチを入れに行く必要がなくなり、赤ちゃんを連れてリビングに行くとすでに涼しい!という最高な朝を迎えられるようになりました。「よし、これで朝のミッションを一つ自動化できたぞ!」と達成感に浸っていました。

困っていたこと その2

次は毎日のご飯事情です。赤ちゃんがいると、ミルクを作ったりお世話をしたりと、自分のご飯を作る時間はどうしても限られてきます。 「よし、赤ちゃんがお昼寝している間に作ろう!」と意気込んでキッチンに立っても、調理の音で起きてしまって絶望する……なんてことも多々あり、本当に大変でした。

解決方法

そこでここでも自動化(システム化)の思考が働き、ネットスーパーや、今流行りの冷凍宅配弁当などを有効活用することにしました。 これらに頼ることで、買い出しから調理までの家事の手間を大幅に省くことができました。冷凍弁当はレンジで温めるだけでとても美味しく食べられます。それに、今年の猛暑の中、赤ちゃんを連れて外へ買い物に行く過酷さや、持ち帰る間に食材が傷む心配をせずに済んだのも、非常に大きなメリットでした。

結局、自動化してみて気づいたこと

しばらく運用してみて、確かに自動化や楽にすること自体は成功しました。朝は涼しい部屋になった状態でスタートできるのでストレスが減っており、自分のご飯を作る労力も大幅に減り、日々の生活は間違いなく楽になっています。

でも、ふとした瞬間に気づいてしまいました。環境はアップデートされたけれど、本質的なところは何も変わっていないな、と。

なぜなら、私が毎日向き合っているのは「システム」ではなく「赤ちゃん(人間)」だからです。どんなに周辺環境を自動化して効率を上げても、赤ちゃんの予測不能なイベントに対しては、結局私が直接抱っこして、あやして、向き合うしかありません。また愛情を与えてあげることと楽にすることは少し違うなとも感じました。結局、人間と人間でした

そしてこれって、実はエンジニアの仕事とも同じだなと気づきました。どんなに便利なツールを入れてインフラを自動化しても、最終的に良いものを作るために一番重要なのは、チームメンバーや顧客との泥臭いコミュニケーションだったりします。

自動化やシステムの導入は、それ自体が目的なのではなく、その「人」としっかり向き合うための心の余裕(リソース)を生み出すための手段に過ぎない。育休中、そんな当たり前で一番大切なことに気づくことができました。

これからも便利なテクノロジーには頼りつつ(楽しいので)、育児を頑張っていきたいと思います。